中小企業診断士 経済学・経済政策 平成29年度 H29 第5問 需給ギャップ 過去問解説


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25問解説まとめ|中小企業診断士 財務・会計 平成29年度 H29 過去問解説(証券アナリストの財務分析にも対応可能な解説です)  


以下、本文です。

第5問

需給ギャップ (GDP ギャップ) は景気や物価の動向を把握するための有効な指標であり、マクロ経済政策の判断において重要な役割を果たしている。日本では、内閣府や日本銀行などがこれを推計し、公表している。需給ギャップに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア オークンの法則によれば、需給ギャップがプラスのとき、雇用市場は過少雇用の状態にあると考えられる。

イ 需給ギャップのプラスが拡大しているとき、物価はディスインフレーションの状態にあると考えられる。

ウ 需給ギャップのマイナスが拡大しているとき、景気は後退していると考えられる。

エ 需給ギャップは、 (潜在 GDP−実際のGDP)/実際のGDPによって計算される。

 

解説

需給ギャップとは、国全体の総需要と総供給の差を表す数値のことです。

↓①画像で総需要と総供給の均衡について説明しています。中小企業診断士 経済学・経済政策 平成29年度 H29 第4問(設問2) 完全雇用GDP 過去問解説この記事でも図の説明をしていますので超過需要と超過供給、均衡について理解してください。

GDPギャップ

↓②画像はインフレギャップとデフレギャップを図示しています。

GDPギャップ

グラフの作り(縦軸横軸の内容等)は↑①画像と同じですが、交点等の説明は↓③画像で確認してください。画像には書かれていませんが、(C+I)2と(C+I)1の間に(C+I)Fがあるとすれば、(C+I)Fと45度線の交点YFでのGDPが完全雇用GDPになります。Y*1は総需要が(C+I)1水準での均衡GDPです。Y*2は総需要が(C+2)水準での均衡GDPです。

GDPギャップ

 

問題の解説に移ります。

オークンの法則とは、産出量と失業率との間に経験則的に観測される負の相関関係のことです。簡単に言うと、GDPが減ると失業率が高くなる法則です。GDPが減る=景気が悪い→失業が増えると感覚的にもわかりますね。

需給ギャップがプラスというのは、インフレギャップ(=超過需要)が生じているということです。需要がプラスなのか、供給がプラスなのか分からなくなることがありますが、

経済学の需要と供給の基本原理は、需要が多いとみんなが商品を求め、供給が追いつかず品薄になり、プレミアが付き価格が上昇する(=インフレ)という原理です。

なので、需給ギャップがプラス=需要がプラス=超過需要=インフレギャップと覚えてください。

選択肢では雇用市場は過少雇用の状態となっており、つまり失業が多い状態ということです。(現実社会の現在のように)インフレの時は人手不足になり失業は減ります。従って、需給ギャップがプラスのとき、過少雇用にはならないので×です。

物価上昇率と失業率

ディスインフーションとは、深刻なデフレーションを引起さない程度に徐々にインフレーションを収拾する政策により、インフレーションからは抜け出たが、デフレーションにはなっていない状況のことです。↑④画像のリフレーションの逆ですね。デフレーションとディスインフレーション言葉は似ていますが違うものですので間違えないでください。関連する単語も今後出題される可能性があるので覚えておいた方が良いでしょう。選択肢の「需給ギャップのプラスが拡大しているとき」というのは、インフレが続いているときなので×です。

選択肢の「需給ギャップのマイナスが拡大しているとき」というのは、デフレが続いているときなので、景気は後退していると考えられるという記述は正しいです。

需給ギャップの計算方法は知りませんでした。実際の試験では、聞いたことがないので×でも良いですが一応解説します。

需給ギャップを求める正しい式は(実際のGDP−潜在GDP)/潜在GDPなので×です。

実際のGDP(=内閣府の表現では、現実のGDP)とは単純に内閣府で統計をとっている数値のことです。言い換えると実際の総需要です。

一方、潜在GDPとは、内閣府の説明より経済の過去のトレンドから見て平均的な水準のGDPのことです。生産面でいうと、完全雇用等の状況で可能となる生産量(=総供給)のことです。

分子の「実際のGDP−潜在GDP」がプラスなら、総需要より総供給が少ないので超過需要=インフレの状態にあり、マイナスなら超過供給=デフレの状態にあることになります。分母は潜在GDPで割って割合にしているだけです。

 

解答

合っていました。

GDPギャップは理解が難しい範囲だと思います。ただ、現実社会を思い浮かべると、GDP増加→景気が良い→お金がいっぱい使える→需要が増える→供給が追い付かない→超過需要→インフレというように、→を使って物事の経緯を考えるようにすると分かりやすいです。私自身も、ノートで→を使っている個所は多いです。

中小企業診断士 経済学・経済政策 平成29年度 H29 第4問(設問2) 完全雇用GDP 過去問解説も確認してGDPの理解を深めてください。

 



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