中小企業診断士 財務・会計 平成29年度 H29 第25問 オプション取引 過去問解説


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25問解説まとめ|中小企業診断士 財務・会計 平成29年度 H29 過去問解説(証券アナリストの財務分析にも対応可能な解説です)  


以下、本文です。

第25問

行使価格 1,200 円のプットオプションをプレミアム 100 円で購入した。満期時点におけるこのオプションの損益図として、最も適切なものはどれか。

オプション

解説

先物取引が、売買の契約なのに対しオプション取引は権利の取引になります。

オプションの解説の前に先物取引について知っていただきたいので中小企業診断士財務・会計平成29年度 H29 21先物先渡取引過去問解説を先に確認してください。

オプション取引とは、

  1. 将来の予め定められた期日(=SQSpecial Quotation)
  2. 特定の商品(=原資産)を
  3. 現時点で取り決めた価格(=行使価格)で売買する「権利」

の取引で、デリバティブ取引(=金融派生商品)の一種です。

将来の予め定められた期日(=SQSpecial Quotation)は先物取引の場合、3月、6月、9月、12月の第2金曜日だけですが、オプション取引の場合、12か月毎月第2金曜日がSQになります。

先物取引のSQがある3月、6月、9月、12月の第2金曜日のことを特にメジャーSQと言います。他の月は単純にSQです。

権利自体の取引価格をオプションプレミアムと呼びます。

具体例で説明した方が分かりやすいので、まず、スイカ(=原資産)の例で説明します。

先物取引が来年のスイカ1個を1,200円で購入する約束だけをするのに対し、

オプション取引の場合は来年のイカ1個を1,200円で購入できる「購入券」(=「権利」)100(=オプションプレミアム)で買うイメージです。

オプション取引では、実際にこの時点で100円を支払います(キャッシュフローが発生)

先物取引では、この時点では約束のみでキャッシュフローは発生しません。ここ重要です。

翌年になり、スイカ1個の市場価格が900円に決定したら、先物取引なら1,200円で買わなくてはなりませんが、オプション取引は、その権利を放棄して市場で900円で買うという選択をすることができます

なぜなら、権利を行使して1,200円で買わなくても、普通に市場で900円で売っているからです。900円で売っているのに権利を引きずって1,200円で買う理由はありませ

ただ、権利を買うのに100円を支払っていますので、その100円は損することになります

これがオプション取引です。

そのなかでも、「コールの買い」というポジション(=possession=「所有している」という意味)です。

コールとは、買う権利のことです。語源は「CALL=要求する」です。

プットとは、売る権利のことです。語源は「PUT=課す」です。

オプションのポジションには4種類あります。

①コールの買い

②コールの売り

③プットの買い

④プットの売り

です。

②コールの売りについて、

来年のスイカ1個を1,200円で購入できる「購入券」(=「権利」)を100円で売るイメージです。

翌年になり、スイカ1個の市場価格が900円に決定した場合、相手側(コールを買った側)は、①コールの買いの例の通り、その権利を放棄して市場で900円で買う選択をします。

したがって、あなた(ールを売った側)はスイカを売ること無く、最初に受け取った100円だけの利益を得られたことになります。

コールの売りの場合、スイカ1個の市場価格が1,500円などに値上がりした場合が問題です。

相手側(コールを買った側)は、市場で1,500円で買うより、あなたとの約束の1,200円で買う方を選びます。そうすると、あなたは1,500円の価値のあるスイカを1,200円で売らないといけないので300円の損になります。

最初に100円は受け取っているので、トータルでは200円の損失が発生したことになります。

③プットの買いについて、

来年のスイカ1個を1,200円で売却できる「売却券」(=「権利」)を100円で買うイメージです。

翌年になり、スイカ1個の市場価格が900円に決定した場合、あなた(プットを買った側)は、市場で900円でスイカを調達し、相手方(プットの売り手側)1,200円で売ることができます。

最初に100円を支払っているので、トータルで200円の利益が発生したことになります。

④プットの売りについて、

来年のスイカ1個を1,200円で売却できる「売却券」(=「権利」)を100円で売るイメージです。

翌年になり、スイカ1個の市場価格が900円に決定した場合、相手側(プットを買った側)は市場で900円でスイカを調達し、あなた(プットの売り手側)1,200円で売ることができます。

あなたは、最初に100円を受け取っていますが、トータルで200円の損失が発生したことになります。

逆に、スイカ1個の市場価格が1,500円に決定した場合、相手側(プットを買った側)は権利を放棄するので、あなたには最初に受け取った100円の利益が発生したことになります。

設問の解説もスイカで説明します。

グラフは、横軸がスイカ(=原資産)の市場価格です。縦軸があなたに発生する損益です。

本問の解答である選択肢ウは「プットの買い」ポジションです。③で説明した通り、スイカ1個の市場価格が900円に決定した場合、200円の利益が発生したというグラフになっていることが分かると思います。

スイカの市場価格が1,200円を超えるとき、あなた(プットを買った側)は相手方(プットの売り手側)には売らず、市場で売った方が高く売れるのでプットの権利を放棄します。

したがって、スイカの市場価格が1,200円を超えるときはいくらになったとしても、最初に支払った100円だけが損失になるということをグラフは意味しています。

この記事ではスイカを例に解説しましたが、実際には日経平均を原資産とする「日経225オプション」大阪取引所に上場しているので、このオプションを取引することになります。

デリバティブ

オプションプレミアム

プロテクティブプット

解答

間違っていました。

この記事を書く前に解いたら普通に解くことが出来たのですが、実際の試験では、最終問題ということで気が抜けていたのだと思います。

証券アナリストの専門分野なので恥ずかしいです(^_^;)それでも私が、財務・会計で72点得点し科目合格できた理由は「必勝」3か月で4科目合格|中小企業診断士独学勉強方法に書いてあるので確認してください。

画像①は関連部分です。画像②はオプション価格についての解説です。

損益グラフは、考えればコールなのかプットなのか、買いなのか売りなのかは判断できますが、時間がもったいないので、私はグラフの形で覚えてしまっています。

具体的には、並行に伸びている線が始まっているのが左からなら、コール、右からなら、プット

斜めに伸びている線が上向きなら、買い、下向きなら、売り

これで瞬間的にどのポジションかを判断しています。

画像③のように、プットはP、コールはC、現物はN、買いは上に線、売りはアンダーバーをグラフに書いていました。

証券アナリスト試験では、本問のように単純なポジションだけでなく、現物とオプションを合成したポジションも勉強します。その時には瞬時に判断する力が必要になりますので、自分なりの判断方法を身につけてください。

合格ノートでは合成ポジションも、もちろんカバーしています。

診断士試験でも財務・会計の科目で証券分析の問題が出題されます。平成29年度は問18~問258問は証券分析の問題でした。

いずれもアナリスト試験では基礎的な部分にあたります。

この範囲が苦手な方は、証券アナリストの1次試験証券分析のテキストで勉強しても良いかもしれません。

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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