証券アナリスト 財務分析 2015年H27春 第1問 問4 会計方針 過去問解説


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以下、本文です。

第1問 問4

経営者による会計方針・表示方法の選択に関する問題です。

解説

工事の進行途上において、工事収益総額、工事原価総額、決算日における工事進捗度について信頼性をもって見積ることができる場合には工事進行基準を適用し、この要件を満たさない場合には工事完成基準を適用するので経営者の自由に選択適用はできません。よって×。

その他有価証券の時価評価差額の処理については全部純資産直入法、部分純資産直入法のいずれかを選択適用できるので◯。

その他有価証券とは、仲の良い企業同士でお互いの株を持ち合う、持合い株式などが含まれます。本来の株式所有の目的とは違うので、最近だと持合い株式は上場企業では敬遠されつつありますね。

包括利益を表示する計算書では1計算書方式、2計算書方式を選択できるので◯。

1計算書方式とは、当期純利益の計算と包括利益の計算を1つの計算書で表示する方法で、2計算書方式とは損益計算書と包括利益計算書に分けて表示するものです。

包括利益については証券アナリスト 財務分析 2015年春 第1問 問3 過去問解説でも詳しく解説していますので、ご確認ください。

キャッシュフロー計算書には、直接法と間接法の2つの表示方法があり、選択可能なので◯。

しかし、ほとんどの会社が間接法を採用しています。表示方法が2種類あるのは営業活動によるキャッシュフローのみで、投資キャッシュと財務キャッシュの表示方法は1つだけです。

営業キャッシュについて、直接法と間接法のどちらを用いても、最終的な期末残高は同じ金額になります。一般的には、直接法によるキャッシュフロー計算書のほうが、より詳しく企業の経営実態を示していると考えられています。しかし、主要な取引ごとにデータを準備しなくてはならないため、膨大な手間がかかるので間接法が採用されるのです。

解答

A

会計基準を選べるかどうかの問題ですが、頻出の問題ではないため分かりませんでした。なかなか、ニッチな問題だと思うので、解けなくても合格はできます。覚えなくても大丈夫です。

収益認識基準の問題で工事進行基準については問われることが多いので、そこを抑えるようにしましょう。



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