中小企業診断士 平成28年度2次試験事例Ⅳ解法|第1問
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以下、本文です。
今回の投稿では「ふぞろいな合格答案10の答案」と「私の考える答案」を比較しながら実際の設問を解いてみます。
試験問題はこちら→D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ(PDF)
第1問(配点 25 点)
設問1
D 社の前期および当期の財務諸表を用いて経営分析を行い、前期と比較した場合の D 社の課題を示す財務指標のうち重要と思われるものを3つ取り上げ、それぞれについて、名称をa 欄に、当期の財務諸表をもとに計算した財務指標の値をb欄に記入せよ。なお、b 欄の値については、小数点第位を四捨五入し、カッコ内に単位を明記すること。
・事例Ⅳで計算すべき財務指標は13項目だけです。財務会計用語の英語表現|財務指標編でまとめていますのでご確認ください。これら以外は気にする必要はありません。
・課題を示す財務指標を3つ上げろという指示ですので、収益性・効率性・安全性から1つずつ上げるべきでしょう。
「ふぞろいの答案」
収益性:売上高経常利益率(10.11%)、売上高総利益率(48.62%)
効率性:有形固定資産回転率(1.77回)
安全性:流動比率(55.70%)、負債比率(143.90%)
「私の答案」
収益性:売上高経常利益率(10.11%):借入金増加により支払利息が増えているので営業外費用控除後の利益を指摘すべきだと考えます。前期の11.31%から悪化。
効率性:有形固定資産回転率(1.77回):新社屋用地の取得が売上げに貢献していない。(無形を含む)固定資産回転率の目安は、製造業で2.5回以上、流通業で5回以上です。飲食業なので目安は分かりませんが、1.77回はやはり低いです。前期の2.90回から悪化。
安全性:固定長期適合率(147.36%):長期借入金で調達すべきだったことを言いたい。目安は100%以下。前期の81.00%から悪化。
設問2
設問1で取り上げた課題が生じた原因を 70 字以内で述べよ。
・課題が生じた原因を問われているので「原因は、」で始めます。
・入れなければならないキーワード、「借入金の増加」「創作料理店の業績不振」「新社屋用地の取得」「支払利息の増加」「収益性・効率性・安全性の全ての低下について指摘」
「ふぞろいの答案」
原因は、大都市に前期出店した創作料理店の業績不振、用地取得資金借入の大幅増による支払利息増加で収益性・効率性・安全性ともに低下したことである。(70文字)
「私の答案」
原因は、創作料理店の業績不振及び支払利息の増加、新社屋用地が未活用であること、用地取得資金を短期借入金で賄ったことによる収益性・効率性・安全性の低下である。(78文字)
・言いたいことは以上なのですが、70文字に収まりません。
・収益性指標を「売上高総利益率」に変更し、「支払利息の増加」を省きます。
原因は、創作料理店の業績不振、新社屋用地が未活用であること、用地取得資金を短期借入金で賄ったことによる収益性・効率性・安全性の低下である。(69文字)
・キーワードの「支払利息の増加」は入れられませんでしたが、「創作料理店の業績不振」が収益性低下の最大の要因なのでこちらを優先します。
以上の答案は下記教材から得られた知識を基にしています。
↑は問題の解き方の流れ、必要な知識、模範解答が丁寧に書かれているので、この参考書から2次試験の勉強を始めるのは有効だと思います。
と
と
早稲田出版2018速修2次テキスト第2章「2次試験攻略法」1(YOUTUBE)
です。
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